ナッセは、チームオーダーが守られなかった事例は初めてのことではなく、昨年エリクソンは2度にわたって指示に従わなかったと指摘している。
カルテンボーンは、過去についてはコメントしなかったが、彼らにはチーム内での役割について、しっかり理解してもらったと言い、今後チームオーダーの無視が繰り返されることはないとの自信を示した。
「その件について3人で話をして、何が問題であるかを明確にしました。もう同じようなことは起きないはずです。これは、くやしいとか残念とかではなく、単純にあってはならないことです。彼らに、もう一度同じことを言う必要はないと思います」
「何が重要かをはっきりと説明しました。誰も彼らが親友同士になることを期待してはいません。コース上での最大の敵はチームメイトだと公言するドライバーもいますし、それは確かにそうなのですが、ドライバーにはチームに対する責任というものがあります。彼らには、その点を再認識してもらいました」
エリクソンによれば、ナッセは接触の7〜8周前から、ずっとポジションを譲るよう指示されていたという。次回チームオーダーが出されたときには、ドライバーがただちに指示に従うことを期待するかとの質問に、カルテンボーンは「ええ、そうあってほしいですね」と答えている。