ホーナーは「特定のスタッフに責任があるわけではない」という考えを示しながらも、深く理解することで、二度と失態を起こさないことを望んでいる。
「非常にくやしかったけれど、誰かひとりに責任があるようなことではない。レース後に話したように、チームは全体として勝ったり負けたりするものだ。何が悪かったのかを理解し、チームとして問題を解決し、二度と同じ間違いをしないような方策を取ることだ。競争力を必要とされる競技では、常に限界で攻めることになる。モナコでもそうだった。今後は、どんなシナリオになろうともカバーできるような確固とした策を講じる必要がある」
ホーナーは「大きく落胆した」リカルドが、過去にとらわれることなく、今後のレースに向けて集中していくことを望んでいる。
「時計を巻き戻すことはできないが、今後に期待することはできる。彼は現在ドライバーズランキングで3位につけており、次のカナダは(2014年に初優勝した)思い出深いサーキットだ。そこでも競争力のあるマシンを用意できることを願っている」