すでにUEFAチャンピオンズリーグ、ラグビーワールドカップへのスポンサー、ジェームズ・ボンドの映画とのタイアップなどに投資をしているハイネケンは、今回のF1との契約に関し、プラットフォームを増やす最適なタイミングだったと述べている。
「我々は強く成長を求めている。F1は単なるレースというよりも大きな存在であり、世界的なイベントだ。F1はハイネケンに、拡大するマーケットにおいて現存する消費者および潜在的消費者と接する機会を与えてくれる」とハイネケンのシニアディレクターグローバルのジャンルカ・ディ・トンド氏は語った。
「F1は3つのエリアにおいて効果を発揮する。強力な商業的機会をもたらし、新たな革新的手段により責任ある飲酒のプラットフォームを拡大し、F1と我々の従業員の間で技術応用を行うことが可能となる」

バーニー・エクレストンも、アンバサダーのジャッキー・スチュワートも、ビールブランドとの提携によって、F1は飲酒運転防止キャンペーンをより効果的に推し進めることができるとの考えを示している。
「(消費者は)“飲んだら乗るな”ということを学ぶようになるだろう。彼ら(ハイネケンは)たくさんの命を救うことになるのだ」とスチュワート。
「F1は世界のスポーツの中でも最大級の観客を有している。彼らに対してハイネケンはメッセージを送り、大勢の命を救うことができる」