更新日: 2016.06.16 18:30
「アロンソがライバルを驚かせるパフォーマンス」:英誌全ドライバー評カナダGP編
英AUTOSPORTが2016年第7戦カナダGPを戦った全ドライバーを10点満点で評価した。今回は最高点が9点、最低点が4点。マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソも高い評価を受けている。
この企画は英AUTOSPORTが数年前から行っているもので、各グランプリにおいてすべてのドライバーに関して主に予選と決勝のパフォーマンスを評価し、さまざまなソースから得た情報を加味して採点する。
今回は最高点9点がふたり、8点が4人のドライバーに与えられた。
■カナダGP 最高評価のふたりはタイヤをうまくマネージ
今回は、ポール・トゥ・フィニッシュを成し遂げたメルセデスのルイス・ハミルトンと、ウイリアムズにとって今季初表彰台を飾ったバルテリ・ボッタスが9点と評価された。
「モントリオールを得意とするハミルトンだけに、彼がカナダ参戦9回中5回目のポールを取ったのは驚きではなかった」とと寸評には記されている。
「ただQ3最後のアタックでニコ・ロズベルグがロックアップしたことに助けられた部分もある」
「スタートはよくなかったが、決勝ではそれが唯一の失敗で、それ以外は文句のつけようがなかった。速さがありタイヤのマネジメントも非常にうまかった。今や完全にタイトル争いに復帰したといえるだろう」
ウイリアムズのボッタスは7番グリッドからスタートし、3位でフィニッシュした。
「ボッタスは非常にうまくマシンから速さを引き出していた。ただ、フェリペ・マッサと異なりマシンが万全だったことを考えると、予選でフェラーリのキミ・ライコネンに勝つべきだったかもしれない。しかしQ3でフロントタイヤの温度が下がり、アンダーステアになったことが響いた」
「今週末の彼のパフォーマンスにはそれ以外に批判すべき点はない。見事なレースだった。他のマシンのミスや問題に助けられた部分はあったが、ハミルトンレベルのタイヤマネジメントを見せて、ウイリアムズに表彰台をもたらした」
続く8点を与えられたのは、フェラーリのセバスチャン・ベッテル(2位)、レッドブルのマックス・フェルスタッペン(4位)、カルロス・サインツJr.(9位)、マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソ(11位)だった。
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています