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投稿日: 2016.06.22 07:23
更新日: 2016.06.22 10:18

“ばかげた”無線制限への批判高まる。ファンにもメリットなしとベッテル、アロンソも否定的


F1 | “ばかげた”無線制限への批判高まる。ファンにもメリットなしとベッテル、アロンソも否定的

■「宇宙船のようなマシンを情報なしで操縦するなんて」

 
 フェルナンド・アロンソも無線制限には批判的だ。

「最初からこの規則はあまり意味をなさないと思っていた」

「今のマシンには多くの技術が搭載され、まるで宇宙船を操縦しているようなものだ。なのに情報をもらえない。だからクルマに何が起きているのか、どう解決すればいいのかを知るのが難しい」

「今後、この問題に取り組むことができるかもしれない」

 キミ・ライコネンもレース中盤、電気系の問題に見舞われていたが、フェラーリはアドバイスをすることができなかった。

「まともじゃない状況だった」とチーム代表のマウリツィオ・アリバベーネ。

「ドライバーから質問されているのに、答えることができなかったんだ」

■「ばかげている。ファンにとってもメリットがない」

 ベッテルは、無線の制限はF1に何もメリットをもたらしていないと発言した。

「正直な答えが欲しいなら言うけど、ばかげている。これによって何かが大きく変わったわけじゃないんだから」とベッテルが述べたとFox Sportsが伝えた。

「(チームに)尋ねたいことは山ほどあるけど、それができない。逆にチーム側からも僕らに言いたいことはたくさんある」

「チームが状況を教えてくれたとしても、それで速く走れるとは思わない。でもそういう見方をしている人たちもいるってことだ。彼らは僕らとは考えが違う」

「最終的には何も変わらない。放送する無線の会話が減るってこと以外にはね。それは視聴者に提供できることが少し減ることだと僕は思うけど」


この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています

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