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 ホンダF1プロジェクト総責任者の長谷川祐介氏は、マクラーレン・ホンダはアゼルバイジャン バクーでのヨーロッパGPでは予想していたほど苦しまなかったとして、カナダで導入したアップグレードが効果を発揮したと述べた。レーシングディレクター、エリック・ブーリエもエネルギー回生の面では他に引けをとらないと語っている。

 マクラーレン・ホンダは、F1でも最長レベルのストレートを備えるバクー・シティ・サーキットでは、パワーの不足が大きく響き、シーズン中、最も苦しむことになると予想していた。

 実際、予選では今季の他のグランプリより苦戦し、フェルナンド・アロンソは14位、ジェンソン・バトンは19位に終わった。しかし決勝ではそれなりに競争力を示し、アロンソはトラブルに見舞われて順位を落とし始める前には12位を走行、バトンは11位で完走を果たした。

「かなり困難な状況になると考えていました。特に決勝のストレートでは」と長谷川総責任者。

「ですが、ローダウンフォース寄りのセッティングを使用しました。さらにドライバーたちはトウを使える状況を効果的に活用し、とてもいいレースをしました」

「パワーユニットはカナダと全く同じものですが、燃費の面では(カナダより)よかったです。喜ばしいことです」

 カナダに導入したターボのアップデートにより、ERSがより効率的になったと、長谷川総責任者は考えている。

「私たちはタービンをアップデートしました。それによりエネルギーの回生が改善しています」

「それが大きな助けになりました。電気エネルギーを使えることで燃料をセーブすることができるからです」

 マクラーレンのブーリエは、ERSの改善に関しては今シーズンの目標を達成したと述べている。

「エネルギー回生は優れたレベルに達した。我々はいい仕事をしてきた。(ERSに関しては)他のマシンとほぼ同等だと確信している」とブーリエ。

「(バクーでは)デプロイを最大限に活用した。他のコースについても考えていく必要がある」

「目標としていた数字を達成した」

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