■マクラーレン・ホンダ:決死のスタートで予選のロスを取り戻そうとしたアロンソ
アロンソは予選14位(13番グリッドスタート)、決勝ではギヤボックストラブルのためリタイアに終わった。
「アロンソは予選でことごとくトラフィックの中で走らされたとして、マクラーレンの戦略に疑問を呈し、またクイックラップでイエローフラッグが出たためにDRSを使えなかったことも大きなダメージになったと嘆いていた」
「しかし彼は予選でのロスを決死の“バンザイスタート”で取り戻そうと奮起、ターン1でアウト側からハミルトンを抜きかけた。しかし結果的には行き場をなくし、引き下がらざるを得なかった」
「その後、レース中はジェンソン・バトンのすぐ前を走り続けていたが、ギヤボックストラブルに見舞われた」

バトンは予選19位、決勝では入賞一歩手前の11位でフィニッシュした。バトンには7点の評価が与えられた。
「予選で早々に敗退したのは、ロックアップしてタイヤをだめにしたからであると、バトンは認めている。マクラーレンは確かにバクーで速くはなかったが、Q2に進める程度の速さはあった……」
「しかしバトンは決勝で素晴らしい仕事をし、挽回してみせた。アロンソの後ろにぴったりついて走り、最終スティントではアロンソのギヤボックスが壊れる前から彼よりわずかに速いペースを発揮していた」