ライコネン「フェラーリが最後のチームという思いは変わらない」
来季もフェラーリに残れるのかどうか、まだ去就が定まっていないキミ・ライコネンが、自分ではこれまでと変わらない良いドライビングが可能で、以前と同様にF1でのレースをエンジョイしていると語った。ライコネンの現在の契約期限は、今シーズン末までとなっている。彼自身は以前からフェラーリに残留したいと明言しているものの、チームはまだ彼との契約を延長すべきかどうか思案している。
2001年にF1にデビューした当時と比べて、今年の調子はどうか、そして昔と同様に楽しめているかとの質問に、ライコネンは次のように答えた。
「僕に関して、世間の人々にはいろいろな意見があるようだ。でも、いつも言っているように、もう楽しくない、うまくドライブできない、あるいは100%を出しきれないと思ったら、僕はF1をやめるつもりでいる。それはいまも変わっていない」
「自分ではこれまでと変わらず、いいドライビングができていると思う。こんなドライビングじゃダメだと感じたら、自分からF1を降りるつもりでいるけど、いまのところはそうではないからね」
「世間の人は結果だけを見て、こんな成績ではもの足りないと言うけど、成績が良くないからといって、必ずしもそのドライバーが100%の努力をしていないとか、モチベーションを失っているとかいうことにはならない。僕はもしもモチベーションを失ったら、そのままレースを続けて自分の時間やチームの時間をムダにはしないつもりだ」
「成績が良ければ、僕だってその方が楽しい。だが、そのときだけ特にドライビングが良かったわけじゃない。自分のまわりのパッケージ全体が良かったときに、好成績につながるんだ。たくさんの小さなことを正しいところへ積み重ねることで、状況は良くなっていく」
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