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 マクラーレンのレーシングディレクター、エリック・ブーリエが、ホンダは昨年苦労していたエネルギー回生システムのデプロイメントの問題を解決したと述べた。

 ホンダは2015年のパワーユニットの弱点はERSのデプロイメントだったと認め、今年に向けて対策を行ってきた。ブーリエはその効果をはっきり確認できたと述べた。

「今年PUに関していいニュースがある。それはこの問題(ERS)について解決がなされたことだ」とブーリエはF1合同テストが行われているバルセロナにおいて語った。

「(今年も)デプロイを完全な状態ではできないサーキットも一部あるだろうが、それは誰もが同じだと思う」

「今年も他より少しアドバンテージを持った者はいる。彼らもこのエリアをさらに改善しているからだ。だが少なくとも我々は去年のライバルたちと同じぐらい優れた性能を見せることができるだろう」

 ブーリエはホンダの新しいパワーユニットは純粋なパフォーマンスに関して「明らかに進歩した」と述べている。

 新仕様のパワーユニットを組み込みためにボディワークをモディファイしなければならなかったものの、新たな信頼性のトラブルは今のところ出ていないという。

 2日目走行を終えたバトンは「ホンダに過去14カ月の中で最大の進歩を感じた」と述べている。初日に担当したフェルナンド・アロンソは、先週のパワーユニットと今週導入されたわずかにアップデートされた仕様の違いについてまだ判断できないとコメントした。しかしブーリエは、アロンソもパワーユニットの進歩を感じていると語った。

「比較は簡単だった。彼は明らかに以前より満足していた」とブーリエ。
「明日(テスト3日目)彼はもっと満足できるだろう。火曜以来マッピングの作業を行ってきて、エンジンがよくなっているからだ」

 アロンソは翌3日に再びステアリングを握り、プレシーズンテスト最後の走行を行う。

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