F1イギリスGP予選トップ10ドライバーコメント
2016年F1第10戦イギリスGP予選をトップ10で終えたドライバーたちが土曜日を振り返った。
■メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ルイス・ハミルトン 予選=1位
完全に順調な予選だったわけじゃない。常にペースはあったけれど、Q3の最初のラップで少しワイドになってしまい、そのタイムが取り消された。縁石に触れたら外に出てしまったんだ。マシンの底を打って白線の外側にはじかれてしまうまでは、そこまで大きくはみ出してしまうとは思わなかった。
最後のラップにはプレッシャーがかかった。ガレージで座っている時、「絶対みんなをがっかりさせちゃいけない」と思った。
2回目のアタックラップは(1回目ほど)いい感じはしなかった。そのラップは取り消されないよう、慎重に行ったんだ。なんとかうまくやることができてありがたく思っている。今週末こういうパフォーマンスが発揮できるように懸命に努力してくれているチームにも感謝している。ファンの存在も大きなモチベーションを与えてくれているよ。
明日もいつもどおり厳しいレースになるだろう。今夜と明日、しっかり分析をして、タイヤや戦略の面でうまくやれるよう準備することが重要だ。でも昨日のロングランペースは強力だったから、レースに向けて自分の思いどおりのマシンバランスにすることができたと感じる。明日またファンのみんなに会うのが待ちきれないよ。
(Formula1.comのインタビューにおいて、Q3のタイム抹消について聞かれ)想像できるなかで最大のプレッシャーがかかった。でも、それを楽しんだよ。これまで人生において、いろいろな状況のなかでプレッシャーの下に置かれてきた。誰もがそうだ。僕はそういう状況でもリラックスしている。誰かと議論したりといった種類のプレッシャーじゃない。そういう対立は好きじゃないから、いい気持ちはしないけどね。クルマに乗っている時は、自信を持って、自分の能力を信じて走らなければならないんだ。
通常僕は、最初にバンカーラップを走って、次のラップでもう少し速いタイムを出すために、もっとプッシュする。僕は全般的により困難なやり方で物事に取り組むんだ。どうしてかわからないけど、これまでそうやって生きてきた。
■メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ニコ・ロズベルグ 予選=2位
チームは僕らに信じられないほど素晴らしいマシンを用意してくれた。今日は走っていて大きな喜びを感じた。特に高速コーナーでは最高だったよ。
ぴったり思いどおりに走ってくれるマシンで、ドライバーにとっては理想的だ。チームの皆に心から感謝する。
今日は僕の日ではなかった。すごい仕事をしたルイス(・ハミルトン)におめでとうと言いたい。
でも肝心なのは明日だ。まだあらゆる可能性が残されている。ルイスと僕は素晴らしいバトルをすることになるだろう。スタートにチャンスがあるし、タイヤのデグラデーションが戦略にどう影響するかも興味深い。
最近僕はスタートをうまく決めているから、明日も楽しみだよ。もちろん優勝目指して攻めていく。
(FIA記者会見において、金曜のトラブルが予選に影響したかと聞かれ)それは全くない。
(前戦の接触の後、アプローチは変わるかという問いに対し)今後もコース上で戦う。戦い方がほんの少しだけ修正されるけど、それだけの話だ。
僕らは接触したいと思っているわけじゃない。故意に接触しようと思うわけがない。僕らは戦いつつ、接触を避けていく。