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投稿日: 2016.07.10 18:31
更新日: 2016.07.10 20:01

ピレリ、チームへ異例のタイヤ「スティント制限」を伝える


F1 | ピレリ、チームへ異例のタイヤ「スティント制限」を伝える

 ピレリはF1イギリスGPの週末に、チームに対して各タイヤコンパウンドの最長スティントについて、推奨する周回数を伝えた。このような通達が出るのは、ピレリのワンメイク供給となってから初めてのことだ。

 しかし、ピレリは同時に各チームのデータをもとに戦略を決定すべきであるとも強調しており、必ずしも周回数を制限するものではない。

 ピレリが保証する周回数は、ハードタイヤで26周、ミディアム28周、ソフト15周。週末の走行から、ハードコンパウンドにはグレイニングが発生しやすい傾向があるため、ミディアムが最も長く走ることができると予測している。

「レース中、以上の周回数を超えないように」というのが、ピレリからのアドバイスだ。

 こういった状況を踏まえて、ベストの戦略はソフトタイヤで12周+12周の2ステイント、さらにミディアムで28周と予想されている。

 先週のオーストリアGPでは、スタートからスーパーソフトタイヤで走り続けていたフェラーリのセバスチャン・ベッテルが、27周目にタイヤバーストに見舞われた。ピレリは、このバースト原因は、おそらくデブリによるものと結論づけているが、シルバーストンでは過去にもタイヤトラブルが多発しており、慎重になっているようだ。


この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています

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