(7)フェラーリF14T(2014年)

この年のF1がいかに醜かったか。それはフェラーリのこのマシンを見ても、十分に理解できる(ロータス E22も負けずにひどいシロモノだった)。
イタリアンデザインの象徴のようなフェラーリだが、実は醜い作品も少なくない。たとえば1979年にデビューした312 T4、その後継モデルであるT5などは、優雅さのかけらもない。

しかしこの掃除機のようなノーズを持つマシンに比べれば、はるかにマシというものだ。戦闘力も外観を反映したもので、この年のフェラーリは無勝利。ウイリアムズにもかなわず、選手権4位に終わっている。