悪天候で走行時間が制限されたものの、ルノーの新マシン『R.S.18』はカタルニア・サーキットで大きな問題に見舞われることなく走行することができ、サインツJr.はルノーが前進することを確信している。
「僕たちのマシンはメルセデスやフェラーリのようなものではないけれど、僕にとっては、望んだように前進できるマシンになると思うよ」
サインツJr.にはまだ表彰台フィニッシュの記録がないが、23歳の彼は記録に執着してはいないという。
「僕は気にしていないけれど、周りの人たちは表彰台にこだわっているんだ。みんな、僕が自分で思っている以上に表彰台を獲得してほしいみたいだね!」
「表彰台を1度獲得しても全体的には良くない年だった、ということもあり得る。僕は21戦すべてで良いレースをした、というシーズンにしたいんだ。チームもそれを望んでいる」と彼はEl Mundo Deportivoに語った。

中位グループのライバルたちの中でも、今季のサインツJr.は他ならぬ自身のチームメイト、速くて確かな走りをするニコ・ヒュルケンベルグと戦う必要がある。ヒュルケンベルグに勝つことは人々の注目を集めるだろうが、それは至難の技だ。
「ニコのレベルに達するのは簡単なことではない」とサインツJr.は話す。
「特に彼は、予選がとても速いドライバーだ。でも僕は自分のスキルを信じている」
「ブラジルGPとアブダビGPで、すでに僕は彼からコンマ1秒以内だった。そのことを誇りに思っている。僕が開発に携わったマシンではなかったし、好みのセッティングにもできていなかったんだからね」