この弱点への対策が不十分ではないかとの質問に、彼は次のように答えた。「ホイールは止められるし、大きな物体は止められる。そして、他のクルマにコクピット付近をヒットされた場合や、マシン上面からのタイヤバリアとの接触といった状況でもドライバーを保護できる。にもかかわらず、誰もが100%ドライバーに当たってしまうような小さな物体の問題ばかりを取り上げ、それがハロの導入の妨げになっている」
いっぽう、フォース・インディアのボブ・ファーンリーは、次のような反対意見を述べている。
「私たちが問題視しているのは、まだ前方から飛来するデブリの83%に対し、ハロは効力がないという点だ。個人的な意見として、17%という数字は十分とは思えない。それに加えて、ほんの2~3周のインスタレーションラップを走っただけとはいえ、ドライバーが視界の問題を懸念しているという事実もある」
「そうした要素を考えると、フォース・インディアとしてはハロの導入は受け入れられない」