投稿日: 2018.03.15 16:44
FIA会長、フェラーリのF1撤退を危惧しつつも「新規則への拒否権を剥奪すべき」と主張
AUTOSPORTweb
Translation: AKARAG
F1の権利などに関するコンコルド協定の再交渉が前回行われた時、フェラーリが拒否権の保持を続けることに疑問を抱いていた唯一の人物は自分だったとトッドは語った。
2021年に導入する新規則に関し、今シーズン半ばまでには関係者の合意を得たいとトッドは語っている。しかしながらフェラーリが、新しい技術ルールをF1の新オーナーが導入するのを阻止するため、拒否権を行使する可能性が懸念されている。
「(新規則についての合意は)できるだけ早く達成すべきだと考えている。そうすれば誰にとっても公平になる」とトッドは述べた。
「競技の新ルールがどうなるのか、誰もが知るべきだ。準備ができ次第すぐに取りかかることになるだろう」
フェラーリ会長のセルジオ・マルキオンネは新規則の方向性がチームにとって受け入れられるものでなければ、F1から撤退すると発言しており、トッドはそれを軽く見てはいないという。
「彼らは撤退するかもしれない。決断を下すのは彼ら自身だ」とトッド。「彼らは自由だ」
「もちろん私は彼らが去ることを望んでいないが、そうしたことは常に起こり得ることだ」
「これまでも大規模チームが去り、また戻って来るのを目にしてきた。だが、繰り返すが、それは彼らの選択なのだ」