
「僕は過去のことはそんなに考えないからなあ。たぶん、あなたのほうが僕より詳しいはずだよ。正直、僕はいつも全力で戦っているけど、それがうまく行くときもあれば、うまく行かないこともある」とつれない返答。
アロンソとライコネンという、F1界の二大巨匠に比べると、ボッタスは絵に描いたような優等生。メルセデスとフェラーリの力関係について、「メルボルンでは予選でメルセデス(ハミルトン)が2位以下に0.7秒の大差をつけましたが、このバーレーンではどうなると思いますか? バーレーンは伝統的にフェラーリが強いサーキットですよね?」と尋ねられたボッタスは、こう答えた。
じつはこの質問はライコネンにも尋ねられていて、ライコネンは「そんなこと誰がわかる? 憶測には興味はない」とバッサリ。続けて答えたボッタスは冒頭こそ「僕もキミと同じだけど」と一応、先輩の顔は立てたものの、続けて答えた内容はまったく違っていた。
「確かにあなたが言うように、バーレーンは伝統的にフェラーリが強い。昨年もフェラーリはオーストラリアよりもバーレーンのほうが速かった。でも、それ以上、僕が言えることはないね」
ボッタスは別の質問でも、「フェルナンドがいい回答をしてくれたね」とか、「だいたいみんなと同じ答えだ」と言ってから、自分の意見を述べており、いわゆる『空気を読む』ドライバー。ハミルトンがチームメイトとして気にいるのも、当然か!?