
──まさかQ2に行けないとは思わなかった?
ガスリー:さっきも言ったように、接戦になるのはわかってた。なので少しでも歯車が噛み合わなければ、手ひどい目に合うのは覚悟してたよ。とはいえ、ねえ……。
──ここまでとは、思わなかった?
ガスリー:(苦笑)
──レースペースは、どうでしょう?
ガスリー:初日のロングランは、そんなに悪くなかった。ウルトラソフトでも、劣化はそんなにひどくなかったし。ペース的には、今ひとつだったけどね。とにかく予選が終わった今は、もうクルマに変更は加えられないし、レースではこの状態のままでベストを尽くすしかない。それに明日は気温が上がるはずだし、コンディションが変われば状況も変わるはず。だからもちろん、あきらめてないよ。
──低温でグリップを失った状態は、冬のバルセロナテストに似ている?
ガスリー:そうだね。でもここまでグリップは、ひどくなかったよ。
──グリップ不足は、フロント?リヤ?
ガスリー:リヤタイヤだね。ひどいオーバーステアで、トラクションも全然なかった。だからターン3、ターン6、ターン13などなど、上がりのトラクションが必要なコーナーで、全然加速しなかった。