「バーレーンGP同様、やはり中国GPでもトップ3チームと残りのチームのギャップはあまりにも大きかった」
「16周目、ピットストップが行われる前では、トップで走行中の(セバスチャン・)ベッテルと7番手の(ケビン・)マグヌッセンとの差は35秒以上だった。さらにマグヌッセンはすぐ前の(ダニエル・)リカルドにすら、すでに20秒の差をつけられていた」
トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレーの2台がヘアピンでクラッシュし、セーフティカーが入ったため、コース上は接戦になっていた。マーシャルはデブリを除去する必要があり、イエローフラッグやバーチャルセーフティカーだけでは対応できない状況だった。
「セーフティカーが状況を大きく変えた。だが2番目の集団にいるドライバーが表彰台争いに加われるほどではなかった」とブラウンは認めた。

ブラウンはこのレースでいくつか劇的なオーバーテイクを見られたことについては少なくとも喜んだ。レッドブルのリカルドが新品のタイヤで首位への道を切り開き、圧倒的な勝利を飾ったのだ。
ブラウンは現在、コース上でのオーバーテイクを2021年には改善するために、その方法を検討するプロジェクトを率いている。見込みのある解決策を出すことができ、それを5月末までに各チームが賛成すれば、早ければ来シーズンから導入されると見られている。