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投稿日: 2018.04.23 13:15
更新日: 2019.01.07 12:47

F1中国GP技術解説(1):風洞の結果が実走で再現できず苦戦するフォース・インディア


F1 | F1中国GP技術解説(1):風洞の結果が実走で再現できず苦戦するフォース・インディア

(2)レッドブルの速さの秘密は、フロアにあり

レッドブル、フロアとディフューザー

 ダニエル・リカルドの中国GPでの勝利は、主に戦略面での貢献が大きかった。とはいえRB14が去年型より、特に空力面において戦闘力に優れるマシンであることは間違いない。

 F1マシンのダウンフォースの50%前後は、フロアとディフューザーから生まれる。フロア前面のギザギザ部分(白矢印)から取り入れられた空気がフロア下部を通過する間に流速が増大、後端のディフューザー(赤矢印)に抜けて行く、いわゆるベンチュリ効果によって強大なダウンフォースが発生するわけである。

レッドブル、フロアとディフューザー

 レッドブルはバーレーンGPで、フロアにほんのわずかな改良を施していた(黄色矢印)。リヤタイヤ前面に面したフロアの角をわずかに湾曲させたもので、去年のベルギーGPでのトロロッソの同様の改良に追随したものだ。その効果に関しては、まだよくわかっていない。


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