レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは最近、ルノーにはメルセデスのようなエンジンモードがないためダニエル・リカルドとマックス・フェルスタッペンは予選で苦労を強いられているとして、次回アップデートによってパフォーマンスが向上することを願うと発言した。
しかしアビテブールは、ルノーがレッドブルのパッケージ全体のパフォーマンスにネガティブな影響をおよぼしているという見方を否定した。
「彼らは今年、優勝するポテンシャルを持っている。今後も何度か勝つだろう。実際、上海では(リカルドが)勝ったし、バクーでも同士討ちがなければ勝っていたかもしれない」
アビテブールは、2015年にはルノーがレッドブルを買収する計画もあったと明かした。しかし交渉はまとまらず、ルノーはロータスを買収する形で2016年からF1ワークス活動を再開した。
ルノーは現在、自身のチームの他に、レッドブルとマクラーレンにパワーユニットを供給している。
「ふたつの基準を得て自分たちの力を評価することができるので、我々にとっては素晴らしい機会になっている」とアビテブール。
「レッドブルは空力面の基準になり、マクラーレンはメカニカル面の基準になっている」
「(マクラーレンについては契約のある)2020年まで状況を見ていき、その後、どうするかを決める」
先週、アビテブールは、レッドブルとの今後の契約についての協議を本格的に行うのはモナコGPの後であると語った。ホーナーはSky F1に対して「決断は早くて6月」と述べている。