スパイからの手紙/新オーナー体制となったザウバーがホンダエンジンに関心
事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を『F1速報』から依頼を受けたスパイが独自に調査。送られてきた報告書を公開する。
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SAUBER :ホンダ製エンジンにスイッチの噂
実現すれば、ザウバーのシートに日本人が乗ることも?
スイスで流れ始めたウワサによると、ザウバーの新オーナーが長年のフェラーリとの関係を断ち切って、ホンダ製パワーユニットにスイッチすることに関心を示しているとか。
F1参戦開始から5年目の1997年以降、ザウバーはBMW傘下にあった4年間を除いて、ずっとフェラーリ製エンジンを使用してきた。しかし、このところの代金支払いの遅れから、両者の関係は悪化している。また、ザウバー側でも、今後のパフォーマンス競争において、フェラーリがホンダやルノーに追い越される可能性を危惧しているという。
もし本当にザウバーがホンダ製パワーユニットを手に入れれば、来季に向けてのチームの士気高揚には役立つかもしれない。そして、ホンダの支援を受けてGP2で2シーズン目をすごしている松下信治が、早期にF1のレースシートを獲得する見通しも開けるだろう。
ホンダのF1総責任者、長谷川祐介は、しばらく前に「2017年にマクラーレン以外のチームにパワーユニットを供給する予定はない」と明言したが、その理由として「真剣な打診をしてきたチームはないから」と述べている。つまり、ザウバーから資金面での裏付けを伴った供給依頼があれば、話は変わってくるかもしれないということだ……。
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