こうした改善点はどれも、カナダGPが行なわれるジル・ビルヌーブ・サーキットでは特に効果が期待されている。
「カナダで必要なのはパワーとトラクションだ。直線でのスピードも必要なので、ダウンフォースが低めのセットアップが求められる」とチェスターは説明した。
「ここは低速コーナーや長い直線が多く、トラクションが大変重要なサーキットなのだ」
「ダウンフォースのバランスを決めるのは非常に難しいが、我々は通常、コースに到着した後にどのレベルで走行すべきかを算定することに長けている」
「カナダでは縁石の使い方も重要になる。最高の空力を得つつ、縁石に乗り上げられる状態とのバランスを取るために、マシンの車高を低くして硬めのセッティングにする必要がある」
「空力プラットフォームに最も適した車高を決める必要がある。空力パフォーマンスと、縁石を使う走行との間でバランスを見つけるということだ」