投稿日: 2018.06.30 12:03
トロロッソ・ホンダF1密着:中団勢は1秒以内にひしめく大接戦、予選はわずかなミスが命取りに
Masahiro Owari
ただし、「ガスリーのマシンに搭載されたパワーユニットも前戦フランスGP同様、金曜日用の旧仕様のPUだったため、金曜日の夜にフランスGPの決勝で使用した新仕様のPUに載せ替える予定」(田辺豊治ホンダF1テクニカルディレクター)だ。
一方、チームメイトのハートレーは「マシンバランスがあまり満足できなかった」と、初日17番手に沈んだ。
チーフレースエンジニアのジョナサン・エドルズによれば、「フリー走行1回目で風洞やCFDの結果と比較できるよう、さまざまな空力構成のオプションを試して、データ取りに時間を費やしていた」と語っているように、フリー走行2回目に向けたセットアップが十分でなかった可能性が考えられる。
「今晩、改善できると思っているから、土曜日はもう少しコンペティティブな走りができると思う」とハートレーはセッション終了後に語っている。
1周が4.318kmと短く、コーナー数が少ないレッドブルリンク。初日の結果を見ると、7番手のロマン・グロージャンから19番手のフェルナンド・アロンソまで1秒以内にひしめき合っている。
初日9番手だったガスリーにも、17番手だったハートレーにも、Q3に進出するチャンスもあれば、Q1で敗退する可能性もあるだけに、わずかなミスも許されない。
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