☆☆ ケビン・マグヌッセン
今年ブリヂストンを退社して、ハースに加入した富塚裕エンジニア(タイヤ担当)を彼は誉めている。しばしばラフなプレーをまわりから指摘されているがこの3連戦はすべて入賞、そればかりか初戦オーストラリアで起きたホイールトラブル以外の9レースで完走中。これがロマン・グロージャンに内なるプレッシャーの塊となっているのかも。
☆☆☆ キミ・ライコネン

メディアから発せられる“ノイズ”などは、年中行事みたいなものと割り切っている。来季の動向が騒がれたこの3連戦期間を粛々と走り、表彰台に立つ。ニコ・ロズベルグが言ったように、「キミは1周目に(意図的に)無謀なことはしない」のだ。だからやや“引き気味”になり、順位を下げることが多いのだが。イギリスGPでハミルトンに追突、ミスを認める発言はいさぎよし。
☆☆☆ ルイス・ハミルトン

ポール・リカールは“快勝”。レッドブルリンクは“破滅”。そしてシルバーストンではスタートを出遅れ、ライコネンと接触スピン、18番手から“反撃”。この3レースで3つのストーリーを演じたハミルトン、皮肉ではなくコース上のエンターテインメントだ。シリーズ首位交代が数回起きている今年、キャリア12年でもっとも烈しいシーズンに彼はいる。