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投稿日: 2018.07.20 09:11
更新日: 2018.07.20 11:52

【独占インタビュー】ガスリーの美学「直線で抜いてもつまらない。コーナーでバトルするから、みんながエキサイトする」


F1 | 【独占インタビュー】ガスリーの美学「直線で抜いてもつまらない。コーナーでバトルするから、みんながエキサイトする」

──決して自分は、間違ったことはしてない?
ガスリー:もちろんだよ。昔に比べて今のF1はオーバーテイクがすごく難しい。空力がすごく洗練されてるし、タイヤもすぐに劣化するし、マシン差も大きいしね。そんな中で僕たちドライバーはほんのわずかなチャンスも見逃さずに、思い切って攻めようとしてるんだ。そうじゃなければ他のクルマを抜くことなんて、永久に不可能になってしまうからね。

──あえてコーナーで抜かなくても。
ガスリー:あれが唯一のチャンスだったから。ストレートでDRSを使って抜いても、観てる方も面白くも何ともないでしょ。コーナーでバトルするから、みんながエキサイトする。その興奮は、当事者の僕らも同じなんだ。多少は無理するから、時には接触することもあるさ。でもそれは戦ってる者同士、了解してるはず。カート時代から僕はずっとそうやって来たし、他のドライバーもそうだと思う。MotoGPをたくさんの人が観に行くのは、オーバーテイクが大きな魅力のひとつだからだよね。四輪のF1に同じことは求められないけど、現状はちょっとひどすぎる。

──もし今回、シルバーストンと同じ状況になったら?
ガスリー:迷わず、同じことをするよ。ためらって11位に留まるくらいなら、攻めて10位を勝ち取る。たとえそのあとペナルティを受けて、11位に落ちたとしてもね。今回はイギリスと同じスチュワードじゃないから、違う裁定が出ると期待してるけどね。確か(セバスチャン・)ベッテルも、同じ不平を言ってたよね。

──スチュワードの一人だったトム・クリステンセンは、レース後に「素晴らしいオーバーテイクだった」と言ってましたよ。
ガスリー:僕も直接、そう言われた。彼がペナルティを出したんじゃないのは、たしかだね(笑)。


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