投稿日: 2018.07.30 12:10
更新日: 2018.07.30 12:23
更新日: 2018.07.30 12:23
トロロッソ・ホンダ密着F1:ハンガリーGPで6位入賞の分岐点となったガスリー抜群のスタート
Masahiro Owari
一方、ガスリーの真後ろの8番手からスタートしたチームメイトのブレンドン・ハートレーにとっても、スタートがポイント獲得へ向けた分岐点となった。
「ハートレーはスタートでソフトタイヤを履くルノーのサインツの後ろに回ってしまったのが痛かった。こちらはウルトラソフトを履いてスタートしていたので、もっと速いペースで走ることができたけれど、このサーキットはオーバーテイクが難しいので、抑えられてしまった」と田辺豊治ホンダF1テクニカルディレクターはレース後に語った。
ハートレーは、サインツをアンダーカットして早めにピットインしたが、アンダーカットは成功しなかった。逆にここでミディアムタイヤを履いたために、ソフトタイヤで1回目のピットストップを遅らせていたロマン・グロージャン(ハース)とマクラーレン勢2台にオーバーカットされてしまう。
レースはほとんどのドライバーが1ストップとなったため、抜きどころがないハンガロリンクでは、これ以上ポジションを上げることは難しく、ハートレーは惜しくも11位に終わり、チームとしてダブル入賞はならなかった。
ただし、2台そろって完走したいと語っていた田辺TDは「ダブル入賞はできませんでしたが、いま持っている力を出すことはできたと思います」と、ある程度、納得のいく表情だった。
「ここ数戦に比べると、いい走りができていた。これからデータを分析して、夏休み明けからは戦闘力を上げて戦えるように準備したい」
後半戦へ向けて、良い形で前半戦を締めくくったトロロッソ・ホンダだった。
1 2