autosport web / Translation: Michiyo Lim/AKARAG

 デ・ラ・ロサはサインツJr.を高く評価していないわけではない。彼はサインツJr.が適切に身を処せば、F1において輝しいキャリアを築くことができると考えている。

「もしルノーがカルロスを手放すというミスを犯しても、彼はまだF1の中で居場所を見つけられるだろう」とデ・ラ・ロサは主張している。

 今のところサインツJr.は、来季のマクラーレン移籍の可能性については固く口を閉ざしている。

「それについてはコメントできない」とサインツはハンガリーGPでの記者会見で発言した。

「レッドブルが僕の将来を決めるか、リカルドが契約を結ぶかどうかがはっきりするまでは、何も変化はない。僕の将来はまだ不確定で、他のどのチームとも繋がりは持っていない」

■デ・ラ・ロサが予想する2018年F1タイトル争い

 デ・ラ・ロサ自身は1999年から2012年までの間、アロウズ、ジャガー、マクラーレン、ザウバー、HRTといったチームから104回のグランプリレースに参戦した。マクラーレンでは7シーズンの間テストドライバーを務め、9レースに参戦。また、フェラーリの開発ドライバーを務めた経験もある。

 マクラーレンとフェラーリの両チーム、そして元チームメイトのルイス・ハミルトンをよく知るデ・ラ・ロサは、今年はフェラーリのマシンの方がパフォーマンスが優れているものの、ポイントの取りこぼしもあるため、2018年のタイトル争いは最終戦まで決着はつかないと考えている。

「メルセデスはフェラーリが勝つべきレースで勝っている。だからベッテルは、最高のマシンがあるにもかかわらず24ポイント差をつけられているのだ。ベッテルにとって非常に難しい状況だ」とデ・ラ・ロサは語った。

「だが、まだ道のりは長い。これからいろいろなことが起き、その積み重ねで、最後のレースにすべてが決まるのだろう」

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