メルセデスがルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスとの契約を延長するなど、2019年に向けたドライバー市場には大きな動きはないかのようにみえたが、リカルドの決断により、状況は大きく変わってきた。
思いがけずに空きが出たレッドブルのシートは、ドライバーたちにとって、来シーズンのF1グリッドのなかで最も魅力的なターゲットのひとつだと言える。最有力候補はレッドブルからルノーにレンタル中のカルロス・サインツJr.だが、彼に関しては2019年にはマクラーレンに移籍するという説もある。
しかしブラウンは、いまやマクラーレンはサインツをメインターゲットにしているのかとの質問に対しては、「必ずしもそういうわけではない」と答えた。また、マクラーレンはリカルドの今回の決断には大きな影響は受けないとも主張している。
「他のいくつかのチームでは、計画が狂うことになっただろうと思う。しかし我々には実行中の計画があり、それはリカルドの動きに何の影響も受けないものだ」
「(金曜日の)ニュースには、何の影響も受けなかったというのが私の意見だ」
ブラウンは、来季もフェルナンド・アロンソをチームに留めておくことができるという楽観的な考えを示した。
「フェルナンドは自分の脳裏に、何がしたいかという考えを持っているのだと思う。絶対ということはないが、(最近の動きが)フェルナンドの世界を変えることはないだろう」