アロンソはフルシーズン参戦することがインディ500優勝のチャンスの助けになると考えているようだ。さらに重要なことには、アロンソには野心があり、最高峰のイベントだけで勝つつもりはないようなのだ。
ル・マン24時間とインディ500は世界三大レースに含まれるが、アロンソはWECとインディカー選手権で勝利し、実際にそれらのチャンピオンも獲得したがっている。これが2019年にフェルナンド・アロンソが米国でレースをするのを目にする可能性が高い理由だ。
もちろん、どのチームからレース参戦すべきかということは大きな問題だ。それに答えるには、アロンソのF1離脱発表まで戻る必要がある。彼は引退するとは決して言っておらず、マクラーレンが競争力のあるマシンを作れるのなら、F1にカムバックすることも考えるかもしれないと実際に明らかにしている。
つまり、マクラーレンと何らかの形で繋がりを継続するのはアロンソにとって理にかなっていることだろう。マクラーレンがインディカー参入を1年以上検討しているという事実と相まって、そのことはこれから起こることを大いにほのめかしている。差し当たってマーク・マイルズ(インディカーの親会社であるフルマン&カンパニーのCEO)は、マクラーレンがインディカー参入を検討していることを認めている。
最近になるまで、マクラーレンが米国でレース参入することについては曖昧な噂しかなかったが、マイルズの声明はレーシングファンの希望を燃やすのに十分に明確なものだ。
しかし、マイルズ自身は2018年の終わりまで物事が決定することはないと述べているため、忍耐強く待つことが大切だ。すでに今年も後半に入っており、さらに決断が遅くなると、マクラーレンが自チームを準備する時間がなくなってしまうだろう。