投稿日: 2018.08.30 12:38
フェラーリに敗北したメルセデスF1、ボッタスへのチームオーダーを検討へ
autosport web
Translation: AKARAG
実際は、メルセデスは2018年に入ってから少なくとも1戦、すでに“干渉”している。メルセデスはドイツGPの終盤、ボッタスにハミルトンの後方の位置を維持するよう指示したのだ。
しかしながら、それは気の抜けない状況下で、確実にワンツーを確保するための、一回限りの指示だとみられていた。
ボッタスは一貫して、彼がメルセデスの“ナンバー2ドライバー”であるという言説を否定しており、ハンガリーGPでハミルトンの首位の座を守るために助力した際、ウォルフから“素晴らしいサポート役”と呼ばれた時には不満を示した。
しかしドライバーズおよびコンストラクターズの両選手権ともメルセデスとフェラーリの接戦となっており、シーズンは緊迫したクライマックスに向けて進もうとしている。ボッタスがサポート役を引き受けなければならなくなるのも時間の問題かもしれない。
現在ボッタスはドライバーズ選手権で4位に位置し、3位のキミ・ライコネンとの差はわずか2ポイントだが、ハミルトンには87ポイントの差をつけられている。
スパでボッタスがグリッド後方から4位まで追い上げ、ライコネンがリタイアを喫したこともあって、コンストラクターズ選手権に関しては、メルセデスのアドバンテージが広がった。
ベッテルとハミルトンのふたりは今シーズンこれまでに5度の優勝を飾っているが、彼らのそれぞれのチームメイトは一度も優勝していない。
昨年、メルセデスでの最初のシーズンを迎えたボッタスは、ロシアGP、オーストリアGP、アブダビGPで3度優勝を達成、ポールポジションは4回獲得した。
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