「トロロッソ・ホンダF1の2019年ドライバー候補は10人」とレッドブル首脳
候補者10人についてマルコは明かしていない。メルセデス関連のドライバーは避ける見込みであるとは話しているが、100パーセントないとは言い切れないという。「メルセデスとつながりがあるドライバーを起用することはないだろう。ただ、あらゆる可能性を否定しない」
レッドブルは通常、自らが育成してきたジュニアドライバーをトロロッソでデビューさせてきたが、現在は有力な候補がいない状況だ。マルコは、レッドブルのジュニアドライバーで今季ヨーロピアンF3選手権に参戦しているダン・ティクトゥムに注目しているが、ティクトゥムはまずはF1に参戦する資格を得るために必要なスーパーライセンスポイントを獲得する必要がある。
レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、昨年までトロロッソで走ったダニール・クビアトは候補のひとりであると認めている。一方、かつてレッドブル傘下のドライバーで、2017-2018シーズンにはフォーミュラEでタイトルを獲得したジャン-エリック・ベルニュの起用も検討されているといわれる。
現在ウイリアムズのリザーブドライバーを務めるロバート・クビカの名前も挙がっているが、クビカ自身は冷静な見方をしている。
「推測に過ぎないと思っている」とクビカはポーランドのPrzeglad Sportowyに対してコメントした。
「8月にF1でいろいろな動きが起こった。ただ、僕に関しては、突然たくさんのドアが開いたり閉じたりといったことはないだろう」
以前トロロッソの候補と考えられていたランド・ノリスはすでに2019年に向けてマクラーレンと契約を結んだ。代わってストフェル・バンドーンがチームを離脱することが決まっており、彼のシート探しをサポートしたいというマクラーレンのボス、ザック・ブラウンは、トロロッソがバンドーンを起用することを期待する発言も行っている。