「僕はいつでもチームの味方だ。上手くいかなかったことを批判するのは簡単なことだ。でも僕は常に僕たちがやったことを擁護する」
メディアの評論家たちは、抜け目ないハミルトンと比べて今季のベッテルはミスが多すぎると直接的な批判をしている。しかしアリバベーネはその意見に反論した。
「ミスと言えるかもしれないが、F1を見れば、大小はあれど誰もがミスを犯している。チームであるなら失敗するときも勝つときも一緒だ。だから私はセバスチャンを指差して批判するようなことはしたくない」とアリバベーネ。
「モンツァの後では誰もが不満だったが、チームの他のスタッフのことも考えるべきだ。モンツァで私がセバスチャンを批判していたらどうだろうか。空力の問題、ピットストップの問題、エンジンの問題も考えるべきなのだ」
「スタッフはそれぞれ違う領域に責任がある。スタッフたちはこう思うだろう。『今回はセバスチャンが責められている。次は自分の番だ』と。私はそうしたことを望まない」
「(シンガポールの)結果がどうあれ、すべてが失われたわけではない。これからは落ち着いて決意を固め、残りの6戦に取り組み、最後まで戦い抜くだけだ」