更新日: 2018.09.25 18:14
スペイン人ライターのF1便り:低迷続くマクラーレン。サインツ、ノリス起用で復活はあるのか
彼の父であるアダム・ノリスは巨額の財産を持っている。たとえその財産がローレンス・ストロールの“たった”10分の1だとしても、息子のキャリアに投じることのできる金額は膨大だ。
F1パドックの中では広く知られている、隠された真実がある。ランド・ノリスは、ライバル達よりも常に多くのテストを行っているのだ。
カートのキャリアを終えた彼は、ほぼ1年にわたってフォーミュラ・ルノー2.0のテストを行っている。ヨーロピアンF3に参戦する前に、彼は何カ月ものテストを行っていたため、マシンのことがよく分かっていた。
そして2017年、彼はF2マシンをシャルル・ルクレールよりも多くドライブした。カーリンがF2に出ておらず、彼らのマシンを自由に使えることもあり、レギュレーションのアドバンテージを利用してのことだった。
驚くのは、ノリスはストロールほどには憎まれておらず、代わりにスーパースターのような扱いを受けていることだ。ザック・ブラウンのおかげで、マクラーレンと一部のプレスとのコネクションを通じて、完璧なパブリックイメージが維持されているのだ。
彼は確かに非常に才能あるドライバーだ。テストの回数をこなしたからといって、レースでの優勝やタイトル獲得が保証されるわけではないからだ。しかし、彼は次世代のルイス・ハミルトンにはならないだろう。
マクラーレンは2019年に大きな挑戦に直面することになるが、もし彼らが表彰台の常連に戻ることができなかったら、状況はチームにとって非常に悪く見え始めることだろう。
だが、マクラーレンにはアロンソがいて、インディカーがあるのではないか?