トロロッソ・ホンダ勢は電気系に問題を抱えたガスリーがストールしかかり最後尾に留まり、ハートレーも19番手。4周目にはガスリーがターン4で突然リヤの挙動を乱してスピン。そのままピットに戻りリタイアとなった。ハートレーも3周目にピットインしソフトに換えて最後まで走り切る戦略に出るが、ブレーキに問題を抱えてピットに戻りこちらもリタイアとなった。
9周目にマグヌッセン、10周目にルクレールとエステバン・オコン(フォース・インディア)、11周目にマーカス・エリクソン(ザウバー)がピットインすると、首位ボッタスも12周目、ベッテルが13周目、ハミルトンが14周目にピットイン。ベッテルがハミルトンのアンダーカットに成功し、この3台はフェルスタッペンの直後でコースに戻る。
しかしハミルトンは猛攻を仕掛けメインストレートで抜きに掛かるがベッテルがアグレッシブにインをブロック。それでもハミルトンは諦めずターン3で追いかけていきターン4でインに飛び込んでベッテルを攻略し実質的な2番手に浮上する。

中団ではマグヌッセン、オコン、セルジオ・ペレス(フォース・インディア)が膠着状態になり、ソフトタイヤのまま引っ張るヒュルケンベルグにオーバーカットされるリスクが出て来たため、何かと同士討ちの多いフォース・インディア勢は順位の入れ換えを検討する。
20周目を過ぎたあたりからボッタスのペースが鈍り始め、2番手ボッタス、3番手ハミルトン、4番手ベッテルがテールトゥノーズになる。メルセデスAMGは25周目のターン13で順位を入れ換えさせ、リヤにブリスターを抱えるハミルトンのタイヤを守るため先行させる。
ソフトタイヤのまま走り続けるフェルスタッペンが暫定首位、その3秒後方にハミルトン、ボッタス、ベッテルと続き7秒開いてライコネン、その12秒後方に同じくピットインしていない6番手リカルド。