フェルスタッペンとアロンソのペナルティ批判にFIAが反論。「ばかげた言い分」
一方、アロンソは1周目、ランス・ストロールに押し出されてコース外を走ったことで5秒のタイムペナルティとペナルティポイント1を科された。スチュワードの声明には「カーナンバー14(アロンソ)はコース外に押し出されたことは明らかだが、その後シケインをカットしてからコースに復帰したことで、大きなアドバンテージを得た」と記されている。一方、ストロールは「アロンソと接触し、コース外に押し出した」と判断され、5秒ペナルティとペナルティポイント2を科された。
アロンソは、押し出されて行き場がなくてコース外を走ったにもかかわらず、ペナルティを受けたことに不満を示し、「F1がどれだけひどい状態か分かる」とFIAに対する批判的な発言を行った。
これに関してもホワイティングは、ペナルティを科すという裁定は正しいものだったと述べている。
「スチュワードは、フェルナンドがシケインをカットし、グラベルを素早く横切り、(ストロールの)前で戻ったことから、事実は明らかだと考えたのだろう」
「彼はコースを離れたことでアドバンテージを得た。それは間違いないと私も考える。一方スチュワードは、ストロールがフェルナンドを押し出したことも承知している」
「だが、フェルナンドは押し出されたからシケインをカットする権利を得たと考えることはできない。それによってポジションをゲインしてはならないのだ」
「フェルナンドがポジションを戻していれば、ペナルティを科さなかっただろう」
「もちろん、ストロールはフェルナンドを押し出すべきではなかった。そのため、スチュワードは両者に5秒ペナルティを与えた」