マッサは今季の最終戦アブダビGPで、ちょうど250戦目を迎えることになる。
イタリアで引退を発表することにしたのは、マッサの“指導役”だったミハエル・シューマッハーのことが頭にあったからだという。
「この場所を選んだのは、10年前にミハエルが引退を発表した場所だったから。彼が2006年末で一度目のF1引退を決めたから、僕は2007年もフェラーリに残ることができたんだ」
F1引退後の計画は白紙だが、他のレースに出ることはオープンに考えている。
「レースを愛しているから、これからも続けていきたい。たぶん他の選手権に出るだろうね。35歳でF1を引退することになるけど、決して年をとりすぎているとは思わない」
すでにウイリアムズは、バルテリ・ボッタスの来季契約オプションを行使したと噂されているが、まだ正式発表はされていない。引退を決めたマッサに代わり、2017年にウイリアムズのシートに座るのは誰なのか。ウイリアムズの交渉リストには、ジェンソン・バトン、フェリペ・ナッセ、セルジオ・ペレスなどの名前があると言われている。