そのライコネンとアメリカGPで優勝争いを演じたフェルスタッペンには、こんな質問が。
「オースティンではホンダはルノー・エンジンに対して0.6秒速かったとクリスチャン・ホーナー代表は言っていますが、あなたは2019年レッドブル・ホンダがタイトル争いに加われると信じていますか」
フェルスタッペンの答えを、その隣に座っていたガスリーも興味津々そうに見ていた。
「答えるのは難しいね。というのも、来年までまだ時間があり、それまでにどれだけ開発が進められるとかによって、答えが変わるからだ。個人的には2019年シーズンのスタートの段階では僕たちは自力で優勝できるだけの力はまだ持っていないと思う。ただし、シーズンの後半には間違いなく、メルセデスとフェラーリに追いつくはず。それが僕たちの計画」
ルノーについての明言は避けたが、メルセデスとフェラーリに追いつくはずということは、ルノーはもう追い越したということだろうか。

地元のペレスには「あなたはメキシコ人としてだけでなく、ラテンアメリカ出身としてもたったひとりのドライバーです。なぜラテンアメリカ出身のドライバーはなかなか誕生しないのでしょうか」という質問が。
「国籍に関係なく、F1ドライバーになるのは簡単じゃない。特にラテンアメリカの人がF1を目指そうと思ったら、若いうちからヨーロッパへ行ってレースをしないといけない。それはラテンアメリカの人にとって、かなりハードルが高いことなんだ。だから、いつの日か僕に続くドライバーが出てくるまで、彼らを見守っていてほしい」