■残留狙うハートレー「今の好調さが助けになることを願う」
─あなたのドライビングスタイルに、ようやくクルマが合ってきたということですね。
ハートレー:100%断言できる。だからこんなにワクワクしているんだ。これまでずっと開発部門に言い続けてきたことが、ようやく形になった感じだね。ピエールと僕とではドライビングスタイルがすごく違ってて、今までは彼により合ったマシン特性だった。たとえばコーナーの入り口も出口も、むしろカウンターを当てるようなナーバスな挙動でも何とかしてしまう。
─コーナー進入と立ち上がりの挙動が、特に違っている?
ハートレー:複合コーナーのバランスだね。切り返しの際に空力バランスが崩れたりしていたのが、かなり改善されてる印象だ。今シーズンここまでの車体アップデートは、必ずしもうまく行ってなかった。でも今回は、期待できそうだ。

─フランツ・トスト代表はあなたに関して、「来季もシートを維持したいなら、パフォーマンスを上げる必要がある」と明言しています。今回のアップデートが、その助けになる?
ハートレー:このところ調子が上がっているのはまちがいないし、(今回のアップデートによって)その勢いが加速していくと信じてるよ。ここ数戦はピエール以上の速さを予選で見せられているし、前戦アメリカGPでは最後尾グリッドから9位入賞を果たした。ドライビングの向上が、結果にリンクし始めたと感じているね。