「私が実際にすべきなのは、ある時点で2019年初頭に向けた、すべての選択肢を机上に並べること。そして一旦そこを離れて少しだけ疲れを取り、すっきりした頭で物事を見渡せるようにしてから決断を下す、ということだ」
「それまでは、選択肢として何があるのかを見定め、そしてそこから出発する」
将来どの道が待ち受けているかはともかく、F1でほぼ20年を過ごしてきたスメドレーにとって、このスポーツを完全に離れ、エンジン音が聞けなくなるなど考えられないことなのだろう。
「F1には絶対に残りたい」とスメドレー。
「F1こそ私が情熱を傾けられる対象だ。仕事を始めてからずっと関わってきた世界だし、今もF1がモータースポーツの頂点だ」
「健闘しているシリーズは他にもあるが、まだ足りない要素が多い。一方F1において、我々は常に努力を続けているが、完ぺきなパッケージはできていない。F1は現実に見えているよりもずっと大きなポテンシャルを秘めている」
「だから、私は技術の領域でF1に関わり続けたい。私は恵まれた人間だと思う。すでにいろいろな人たちと今後について話しているが、それができるというのは自分が幸運なポジションにいるということだ。最終的にどの道に導かれるのかは、時間とともに見えてくるだろう」