もしリバティが企業取得を完了させれば、F1の最高権威者であるバーニー・エクレストンの行く末がどうなるのかは分からない。
英AUTOSPORTはエクレストンがすぐに現在の職を辞すことはなく、少なくとも権利の引き渡しが行われるまではその座に留まるだろうと判断している。
レッドブルの代表、クリスチャン・ホーナーは「たくさんの推測がなされている」と語った。

「先週末のイタリアGPがバーニーのラストレースにならないことを心から祈っている。もしそうなったらとても信じられないよ。何かしらの変更などがあれば、我々全員は向こう数週間、F1の所有権や持株比率についてのニュースに注視していくだろうね」
「話し合いが進んでいるのは明らかだ。でも、調印や合意がなされるまでは全て推測に過ぎないよ」
ウォルフは「バーニーは素晴らしい仕事を50年に渡ってし続け、F1を今日のものにした」と付け加えた。
「彼は帝国を作り上げた。そして我々は皆、その帝国が生み出す多数の観客と、年間15億ドル(約1550億円)の利益の恩恵を受けている。彼が為してきたことに改善できるところがあるのかどうかは私には分からないし、それについて憶測はしたくない」