更新日: 2018.12.28 18:45
好不調の波が大きかった跳ね馬。後半戦にいくつもの“見せ場”を作ったベッテル【F1ゴールデンラズベリー賞 2018】
☆アクション部門 マックス・フェルスタッペン
「そう怒んないで」とエステバン・オコンが下手に出ていたら、マックス・フェルスタッペンもMAX100%怒り度にはならなかったかも(いやなったか)。ブラジルGPゴール後、体重測定エリアであのシーン、傍でじっと見ていたバルテリ・ボッタスはどんな気持ちだったのだろう……。
☆カラーリング部門 フェラーリ(日本GP以降)
なんでタイトル決戦前にここから塗り替えを。鈴鹿で公開された『MISSION WINNOW』のロゴ入りカラー。これを描き込んだ3戦後にコンストラクターズランキングでメルセデスに敗北した。
今回のロゴはフィリップモリス社のキャンペーンだが2007年以降、タバコのロゴ広告は禁止されている。フェラーリの大スポンサーである同社は、ドライバーフィーなど数十億円(推定)を受け持っており、2017年9月から新規の複数年契約を継続中だ。
☆レース部門 第4戦アゼルバイジャンGP
大荒れのバクー市街戦、3コーナーでうずくまったボッタスの悲劇。コース上のデブリのせいでタイヤがパンクしDNF(完走扱い14位)。あのまま勝てていたら、第4戦時点で1位ボッタス65点、2位ベッテル64点、3位ハミルトン63点。チャンピオンシップの流れも少なからず変わっていたはず……。
☆レギュレーション部門 混迷の未来規定
導入されたコクピット保護システム『ハロ』によって、第13戦ベルギーGP多重事故の被害者シャルル・ルクレールは助かったと報告したFIA。ハロの安全対策装置としての正当性をアピール、今後さらに見た目のデザインは再検討すると言う。
それはともあれ未来レギュレーション、2019年空力規制や2021年パワーユニット新規定・問題に関しては賛否両論がある。すっきり、はっきり、もっと分かりやすくできないのだろうか……。