投稿日: 2019.03.06 10:52
更新日: 2019.03.09 13:27
更新日: 2019.03.09 13:27
“攻め”の姿勢を感じるレッドブル・ホンダの新車RB15、ロングランペースにライバルも警戒/F1合同テスト総括(2)
Shin Yasui
メルセデス、フェラーリ、レッドブルの現代F1をリードする3チームは、テストの最終2日間を新車から“究極パフォーマンス”を引き出す日程に位置づけていた。ところがその初日、今季トロロッソから昇格したピエール・ガスリーがクラッシュ、RB15に大ダメージを負わせてしまった。
マシンはひと晩をかけて修復されるが、一部にはテスト初期段階のパーツを使用せざるを得ず、最終日に向かうことになった。つまり最新のフルパッケージではない状態で、揚げ句ギヤボックストラブルが出て、RB15テスト総仕上げの走行はわずか29周で打ち切られた。
その結果、今季チームリーダーを担うべきマックス・フェルスタッペンによる、ピレリのもっとも軟らかいコンパウンドを履いた“全力ラン”は見られず。一発のパフォーマンスで謎を残したまま、新生レッドブル・ホンダは2019年シーズン開幕を迎える。
ただ、先に示したロングランペースには、メルセデスが警戒を深めている。下馬評はフェラーリが一歩抜け出す形だが、レッドブル・ホンダRB15のポテンシャルはまだベールのなかに隠されている。
F1合同テスト総括(3)に続く
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