「もちろんリスクを取ることは厭わない。でも20ポイントや18ポイント、15ポイントを獲得できそうなら、それが追加の1ポイントよりも重要であることは分かっている。だからリスクを計算する必要があるんだ」
2018年シーズンにこの新ルールが適用されていたら、ボッタスは7つの最速ラップ記録によって、2018年のドライバーズ選手権での順位は5位ではなく、3位になっていたかもしれない。
新ルールは注目を集めているものの、これはF1における革新的なアイデアではない。1950年から59年の、F1の最初の10年間でも、1点のチャンピオンシップポイントがファステストラップ記録者に与えられていたのだ。
歴史をさかのぼってみると、このルールにより1958年にマイク・ホーソーンがスターリング・モスを破って世界タイトルを獲得している。