投稿日: 2019.03.27 11:55
F1オーストラリアGP技術解説(2):レッドブル・ホンダ、空力アップデートの前倒しでメルセデスに追随
翻訳・まとめ Kunio Shibata
(6)レーシングポイント:旧車とは言わせない

レーシングポイントの新車RP19は、チーム買収騒ぎの最中に開発が行われたため、基本的には前年車の発展モデルである。とはいえ新たな有力スポンサーを得て、開発資金も潤沢に使えるようになった。今後は加速度的に、アップデートが進むはずである。
メルボルンに投入されたのが、その前触れともいうべきいくつものデバイスだった。リヤビューミラーはより空力的に洗練され(黄色矢印)、バージボード上部にはマクラーレンMCL34と同様のウィングレットが装着された。より低い位置からの、エアポッドへの空気の流入を狙っていると思われる(赤矢印)。一方でエアポッド横から伸びるサイドボードは、よりシンプルな形状になっている(青矢印)。