更新日: 2019.08.27 15:48
【ブログ】馬力を出す事の難しさ、苦労した点を教えてください/第2回ホンダF1の山本MDに聞いてみよう
ヒコさんからの質問
――今年はテストから好調で、開幕戦のオーストラリアでの表彰台、ようやくアイルトン・セナが活躍した黄金期のような時代の力強いホンダさんの強さを垣間見る事がでいる開幕戦の表彰台でした。あと山本さんのお誕生日、おめでとうございます!
今年は2チームにPU供給となりますが、昨年と今年とで、パワーユニットが大きく変わった点は何ですか…?
単純な質問となってしまいますが、馬力を出す事の難しさ、苦労した点など、話せる範囲で良いので教えて下さい。
最近のメカニカルな部分は複雑化していて、応援してるファンもわからない事が多いかと思ってます。
少しでもわかれば、ホンダさんの苦労してる部分もファンはわかるのではないかと思ってます。
山本MD:これは、難しいなあ……技術系の話をするのは難しいです……。そうですね、エンジンの熱効率とか、燃焼室などをたくさんの人が緻密に考えて、いかに効率よく燃えるかということを考え抜いて、さまざまな方向性を見つけた中にヒントがあって、やっと今の新しい燃焼室が出来上がりました。
レースは、燃料の規定の中で全開でフルには走れません。
そういう意味で効率良いエンジンで、馬力も出しつつ信頼性も確保するという意味では総合的なものです。
昨年もパワーユニットのトラブルはありました。復帰してからといっても良いですが、いろいろなトラブルの原因の積み重ねたデータ、ひとつひとつの部品を緻密にチェックして見直すことを積み上げた結果が現在につながります。
田辺、浅木(泰昭/パワーユニット開発責任者)体制になって、いい意味でホンダらしさが戻ってきことも良かったと思いますし、燃焼室のことも、若いエンジニアのいい発想を見極めて採用できたことがいい形になったということです。
昔と違って、今は総合力が大事。
たとえば、量産の2リッターのエンジンがありますが、各メーカーとも馬力が違うし、ボア、ストロークも違うわけです。そこには当然バルブの角度やさまざまな個性がありますよね。
現在のF1エンジンで何が一番高効率なのかというのを、やっとホンダは少し理解したということかなと思います。引き続きの応援、よろしくお願いします!
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第2回目の質問は以上となります。
質問採用者様へのプレゼントは、レッドブル&トロロッソ4名の直筆サインカードです。
誰のサインカードが届くかは選べません。
サンプルの写真が撮影できたら、またブログにアップします!
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