──開幕2戦を終えて、2019年シーズンのマクラーレンの潜在能力がある程度見えてきたと思います。
サインツJr.:十分にポテンシャルのあるクルマだと思う。それは間違いない。でもまだ決定的に、走行距離が足りない。限られたコース特性のサーキットしか、走っていないしね。
とはいえメルボルンでそこそこの速さを見せ、バーレーンGPはかなりよかった。残念ながら僕自身は信頼性の問題で、結果を出せていない。でもシーズンは始まったばかりだし、まったくコース特性の違う今週末の中国GP、そして市街地レースのアゼルバイジャンGPで同じように速ければ、本物だと思っていいだろうね。
──今シーズンはどの辺りまでいけそうか、まだ予想はできないのでしょうか。
サインツJr.:今後の2戦を待ちたいね。でもバーレーンGPでの戦闘力が、まったく見せられないとは思っていない。
──バーレーンGPではマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)と接触したことで、大きく順位を落としてしまいました。レース後、彼とは話しましたか?
サインツJr.:いや。ホテルで会って、挨拶はしたけどね。
──その後、電話やメールとかでは?
サインツJr.:それもない。あれはもう終わったことだと思っているし、特に話すことはない。僕自身は間違ったことはしていないという自信はあるし、あの時はあれが最良のドライビングだった。いけると思ったから、いった。それだけのことだ。マックスにももちろん言い分はあるだろうけど、改めて話す必要はないよ。
