更新日: 2016.03.20 12:00
F1開幕戦オーストラリアGP 予選トップ10ドライバーコメント
■スクーデリア・フェラーリ
キミ・ライコネン 予選=4位
理想的な予選ではなかったけれど、それほど悪くもなかったよ。マシンの感触はとてもよかった。メルセデスが僕らより速いとしても、それほど心配する必要はないと思っている。
最初の3つのコーナーではフロントタイヤをうまく機能させるのが難しかったが、それを除けばとても優れたパッケージだと思うし、どんどんよくなっている。僕らにとってはもう少し気温が高い状態の方がうまくいったのかもしれない。
新しい予選フォーマットは大きな変化だったね。ドライバーの視点では前とは少しだけ違うぐらいの感覚だったけれど、テレビで見ている人にとってはかなり大きな変化だったと思う。
僕らチームは今年最初の予選でいい仕事をしたと思う。Q3ではタイヤはあと1セット残っていたけれど、もう一度走っても大きな違いはないと思い、それは決勝用に取っておくことにした。
ここまでは順調だ。いつだってもっとよくなる可能性はあるから、明日何ができるかを見てみるよ。
(メルセデスとの間に)明らかに差があったね。でもまだ判断するのは早すぎる。今後、通常のサーキットに行って初めて実態が明らかになるだろう。彼らがまだとても速いというのは事実だ。でもそれほど心配する必要はない。
■スクーデリア・トロロッソ
マックス・フェルスタッペン 予選=5位
いい予選だった。FP3ではマシンに苦労していたからなおさらだ。状況を改善することができ、5番手を獲得した。僕にとってキャリア最高位だ。チームの全員が頑張ってくれたおかげだ。
正直言って、この結果には少し驚いている。Q3進出は可能かもしれないと思っていたが、5位とは予想を超える結果だ。
予選の新しいシステムはかなり厄介だ。1周で力を発揮しなければならないからね。でも僕はいいと思ったよ。
冬の間、チームは素晴らしい仕事をしてくれた。今はこの瞬間を楽しみ、明日のレースに備えたい。レースが楽しみで仕方ないよ!
■ウイリアムズ・マルティーニ・レーシング
フェリペ・マッサ 予選=6位
予選はうまくいったね。最大限の結果を出した。僅差で5位を逃したのは残念だったけれど、ネガティブな点はそれだけだ。いいラップを走れたし、マシンの動きもよかったからハッピーだ。
分刻みでカウントダウンされていくのを意識しつつセッションを戦うというのは難しい。幸い僕は走行中に何の問題にも遭遇しなかったけれど。
(予選の新システムについて)今後彼ら(FIAなどF1上層部)は僕らの意見をもう少し聞いてくれるようになるかもしれないね。今は全く聞いてくれないか、ほとんど聞いてくれないけど。僕はF1の経験が長いというのに。ドライバーの意見をもう少ししっかり聞くべきだ。変更をするときにはもう少し話し合う姿勢を見せる必要がある。新しい予選システムで状況が何か変わるのか、僕らは確信を持てずにいた。でも彼らはドライバーのことなんて気にかけていない。
ファンはトラフィックが好きで、マシン同士が接近して走っていたり、皆が時間に追われていたりするのが好きだから(新しいシステムの)Q1とQ2は彼らにとって魅力的だというならそれでいい。でもQ3は悲惨だった。コース上にマシンが全く走っていないんだ。僕は賛成できない。
去年のシステムは優れていた。去年のシステムに大きな不満を口にしているような人に会ったことがない。じっくり話し合ってもっといいフォーマットについて考える必要があるだろう。
■スクーデリア・トロロッソ
カルロス・サインツJr. 予選=7位
シーズン最初の予選に満足していいと思う。5位と7位というのはチームにとって素晴らしい結果だよね! このグリッドポジションに満足している。Q3ではQ2ほどの強力なラップを走れなかったけれど、7位は決勝をスタートする上でいい位置だよ。
マシンの感触はとてもよくて、冬の間のハードワークが実を結びつつあると思う。忙しく厄介なセッションだったが、この新しいシステムをファンが喜んでくれたのだといいな。
ペースはよかったから明日の目標は順位を上げてできるだけたくさんポイントを獲得すること。トップ7を目指さなければならないけど、そのチャレンジを楽しみにしている。面白いレースになりそうだね!