「予選では走りを何とかコントロールできた。タイヤのグリップがかなり高かったからね。それでも前を走るドライバーたち、あるいはジョージにもできていることが自分にはできなかった。とても奇妙な感じだ」
「できることはすべて試みた。でもこのスポーツにおいては、グリップがなければ何の奇跡も起こしようがない」
中国GP終了後の会見でクビサとラッセルは、それぞれが乗ったFW42の動作について異なる見解を述べた。
クビサは「チームメイトと比べて僕はレースペースをまったく作れなかった。コーナーの出口で、僕のマシンはホイールスピンしてコントロールを失ったが、その間に彼に引き離された」と話している。
「マシンのせいだと言いたいのではない。けれども、まだ把握できていない要因があるのだと思う」
「僕のマシンはトラクションがとても不足しているのだが、実は会見の後、ジョージは『トラクションはそれほど悪くなかった』と言っていた。問題はマシンだけにあるのではない。他にも様々な要因が絡んでいるだろう。ただ、状況としてはそういうことだ」