☆☆ ルイス・ハミルトン(メルセデス)
予選2番手、決勝2位

うーん王者ももうひとつ……。第2戦からここまでセッション・トップがいちどもない。スタート直後のコーナーでボッタスと並走も引いて2番手に。
「自分はフレンドリーすぎた」と言うが攻めこむ力がないのを感じたからだろう。今回は実直に1-2フィニッシュをめざしたチームプレイヤー。
☆☆ ピエール・ガスリー(レッドブル・ホンダ)
予選15番手、決勝リタイア

車重検査違反には重い罰則が科せられる。ピットレーンスタートの判例が2015年モナコGPのニコ・ロズベルグ、2016年バーレーンGPのケビン・マグヌッセンだ。
FP2最後にオフィシャルの指示に応じなかったのは単純に言って、視野に入らず通過してしまったから。このミスを受けとめ、FP3でロングランペースを徹底チェック(20番手)。そして予選Q1ではソフトタイヤでアタック、この切り替えは難しいがQ1での1番手タイムは立派。着実にRB15のドライビングをマスターしつつある。
☆☆☆ ランド・ノリス(マクラーレン)
予選7番手、決勝8位

セクター1=7番手、セクター2=9番手、セクター3=16番手。それでも予選7番手にきた。コントロールライン速度は最下位の320KMH台、トーイング効果もなくこのポジションを得た。
レースではストレートが伸びないマシンでぎりぎりのラインワーク、何度もウオールをこすりながら決勝8位へ。進化を続ける最年少ルーキー。
☆☆☆ セルジオ・ペレス(レーシングポイント)
予選5番手、決勝6位

どこかに『バクーの近道』を見つけているとしか思えない。2度の表彰台3位が偶然ではないことを今年のマシンで実証した。
旧市街セクター2を抜けてからのセクター3(2km以上のストレート)に独自の“マジックライン(?)”があるのかも。決勝でマクラーレン勢に追いまわされてもそこで逃げ、今季ベスト6位入賞。一気にコンストラクターズランキングを8位からトップ5へ上げた。