F1シンガポールGP予選トップ10ドライバーコメント
■メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ルイス・ハミルトン 予選=3位
今のところ、今週末はうまくいっていない。いいラップをあまり走れていないんだ。何か特定の理由があるわけじゃない。ただ、うまくまとめることができずにいる。
問題はターン7だと指摘する人もいるけど、他のコーナーと比べて特別難しいわけじゃない。ブレーキがかなりヘビーで、相当バンピーではあるけどね。プラクティスでサスペンションに問題があって、うまく機能せず、それがブレーキングに影響した。でもそれについては直したし、予選ではブレーキングに関しては問題なかった。
ニコ(・ロズベルグ)は今日すごい仕事をして、マシンのポテンシャルをきっちりと示した。
ロングランに関してはよく分析していない。昨日はほとんどできていないから。でもニコがやっているし、僕らのセットアップが少し違うとはいえ、自分が悪い状況にいるとは思わない。実際どうなのかは明日分かるよ。
今年は大部分のレースで劣勢の状態で戦ってきた。だから特に珍しい状況ではない。ここから自分ができることをする。ここはオーバーテイクが難しいけれど、戦略で正しい判断をしたと思うしね。レッドブルはスーパーソフトでスタートして、僕らより長く走るだろうが、ニコはポールからレースをコントロールしていくから、追い抜くのは簡単ではないと思う。どうなるかは明日になれば分かるよ。
(チームメイトから0.7秒も遅れたことに関し)正直言って、説明できないんだ。今のところ自分でも理由が分からないから。いくつかの要因が重なって問題につながっているのかもしれない。でも分からない。
このポジションを維持することはできるだろうし、ダニエル(・リカルド)を抜くことも可能だろう。ピットストップを使ったり、セーフティカーを利用すればね。ここでポジションを上げるにはそれしか方法がない。スタートで前に出ることを目指すけど、それができなければ、ぴったり後ろについていくしかない。でも彼らのタイヤの方が長持ちするし、ダウンフォースも大きいから、かなり手強いね。
■レッドブル・レーシング
マックス・フェルスタッペン 予選=4位
素晴らしい予選とはいえないね。このポジションにがっかりしている。今週末はプラクティスの間はずっとマシンの感触がよくて、快適に走れていた。なのに予選ではうまくいかなかったんだ。予選の間ずっと、フロントタイヤをうまくウォームアップできずに苦労した。バランスもあまりよくなくて、フロントホイールがロックして、1周をうまくまとめることができなかった。残念だ。
でもレースペースはいいし、メルセデスとは戦略が違ってスーパーソフトタイヤでスタートする。だから展開を見ていくよ。4番手から順位を上げられるといいね。
(予選での苦戦について語り)セクター1でフロントタイヤをうまく機能させることができなかった。それが元になって雪だるま式に問題が大きくなった。セクター1でリヤタイヤを傷めてしまい、セクター2とセクター3でも力を出し切れなくなるんだ。
ここでは快適に走れる状態だとラップタイムを大きく縮めることができる。でも快適に走れていないと、マシンと格闘し、リスクを冒せなくなる。今日は僕がクルマに操られているような状態だった。自分が望んでいたような感触を持てなかった。